2014年01月15日

BCo新年野営訓練

毎年恒例の新年野営訓練に参加してきました。
BCo新年野営訓練

例年は舞鶴市で行っていましたが、今回御殿場で実施しました。
今回の想定は 1944年1月 イタリア戦線 カッシーノ近郊 マジョ高地群 Hill 1190

部隊設定は3pt/BCo/100Bn/133Reg/34Div


今回宿営の為の大型テント(M1934ピラミダルテント)とKPの小型テント(M1941スモールウォールテント)。
BCo新年野営訓練
本来大型テントは中隊に2~3張りしか無いので、野戦では通常個人用テント(パップテント)で兵士達は宿営します。
前線から離れた休養地等では、師団以上のサポート部隊により宿営地を開設され、交代で割り当てられた大型テント群で宿営します。
本来の収用人数は8名ですが、1941年から分隊の定員が変わったため、当時12名で使用していました。

小型テントは将校用の宿営に使用されました。
これは中隊に3~4張り有り、中隊長は一人で、小隊長等は2名で使用しました。
また、中隊の倉庫等に使用される事も有ります。

本来KP(炊事班)で使用するのは小型テントより大型で同形状のテント(ラージウォールテント)を使用しました。

宿営地開設が一段落し、暫しの休憩後に昼食を採りました。
仮眠をとる者や準備をする者等様々。
BCo新年野営訓練
テント内に設置しているのは当時のテントストーブで、傍にあるカーキ色の大きなバックは、ストーブの燃料である石炭を入れておくためのコールバックです。
BCo新年野営訓練

今回例年参加しているメンバーの一人が、遠くアフリカの地から手紙で参加してきました。
BCo新年野営訓練
今回は野戦調理器具(M1937フィールドレンジ)の取り扱い要領の練成も兼ねて、昼食を作りました。
この野戦調理器具は中隊に2~3台保有しており、野戦での調理に使用しました。
BCo新年野営訓練
この調理器具は残念ながら戦後70年製で、WW2の物と上部形状が違いますが、それ以外基本的な性能や取り扱いは同じです。
BCo新年野営訓練
BCo新年野営訓練
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昼食後は訓練を行いましたが、今回予定していた戦闘状況下での行動は、予定していた後方支援の人員が急遽参加出来なくなり、安全管理に支障をきたすと判断し基本訓練に変更して実施しました。

内容は
・各個の戦闘訓練
発進・停止
射撃と運動
・分隊の戦闘訓練
分隊前進
組前進
各個前進
突撃要領
・歩哨及び外哨
外哨内の歩哨
・斥候
・総合訓練

以上の内容で2日間活動しました。

各種野外訓練前に砂盤を使い攻撃、防御の概要を座学により実施しました。

BCo新年野営訓練
自分たちがどのような状況で行動するかを知って置かなければ、自分の置かれた状況も分からず行動に支障が出ます。

座学の後、夕方まで訓練を実施し、日没後に歩哨、斥候の夜間訓練を行い一日目を終了しました。
BCo新年野営訓練
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翌日は前日実施した訓練の纏めとして前衛分隊の行動から終結地の占領、攻撃までを総合訓練として締めくくりました。

総合訓練前にKレーションを一食支給。

BCo新年野営訓練
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前日座学で使用した砂盤を使用して、総合訓練の概要説明と命令を下達。
BCo新年野営訓練

総合訓練開始。
BCo新年野営訓練
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総合訓練終了後に現地において昼食を採り、今回の訓練は終了しました。
BCo新年野営訓練
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我々BCoは各種イベントを通じ様々な再現や追体験を行っています。

我々の活動に興味のある方は是非一度ご連絡下さい。





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Posted by Msg.Nakanishi at 00:16│Comments(0)その他
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