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Posted by ミリタリーブログ at

2012年06月09日

歯磨剤




今回紹介するのは歯磨き剤です。
現在では練り歯磨きが主として使われていますが、WW2当時は粉歯磨き粉がまだ多く使われていました。
練り歯磨きはWW1以降に普及しています。
世界的にもまだ粉歯磨き粉が多く使われていた時代でした。

今回紹介する歯磨き剤は販売されていた物の一部です。
メーカー、種類も多くまだまだコレクション出来ていません。

歯磨き剤は支給品でしたが、無くなって直ぐには再支給されず、PX等で購入することが多かった様です。
理由としては常時中隊全員分のストックが有ったのではなく、請求に基づき補充されるので補給からの払い出しのタイミングが合わない事が多々有った為です。
また支給品は銘柄指定は出来ず、補充された物を受領するので好みで購入することも有ったのではないでしょうか?

〈milkーiーdent〉
練り歯磨きで、金属チューブです。
自分が小学生の頃は材質は違いますが、この様な金属チューブで捻り出す時に途中が切れてはみ出した思いがあります。
このコレクションは数十年前にヨーロッパで大量にデッドストックが発見され手に入った物で、比較的最近までよく見る事が出来た銘柄です。







〈craing martin〉
この銘柄は先に紹介した物と同じCOMFORTと言うメーカーの物です。
同じく練り歯磨きです。
基本的にどこのメーカーでも練りと粉は生産していた様です。







〈KOLYNOS〉
粉歯磨き粉です。
アメリカでは画像のようにブリキ製の容器に入って販売されていました。
同じメーカーの同じ銘柄でも容器のサイズが幾つかある物も存在し、多くは所謂トラベルセットに入れられるミニサイズでした。




〈SQUIBB〉






〈DR.LYON'S〉







画像は各容器のサイズ比較です。
右端は30-06弾の薬莢です。




残念ながら練り歯磨きも粉歯磨き粉もリプロダクションや代用品が無いため、実物の容器に現在販売されている粉歯磨き粉を入れて利用するか、手頃なサイズの練り歯磨きに作成したパッケージを張り付けて使用しています。  続きを読む
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Posted by Msg.Nakanishi at 01:48Comments(2)歯磨き

2012年05月28日

歯ブラシVol.2

前回に続き歯ブラシケースの紹介です。

ここで紹介するのは2種類ですが、実際には様々な色や形態がありました。
またこのケースが官給品かは現在わかりません。
1941年の教範には歯ブラシのみが図説で示されておりケースはありませんが、シェービングキットがシェーバーのみの図説であるのに、実際にはケースで支給されていることを考えれば、支給品で歯ブラシケースも現在のところ存在するのかな程度の認識です。



両方ともセルロイド製です。下のケースは水抜きの穴があります。
製造メーカーは同じくセルロイド製の石鹸ケースも作っていた様で、同じ色の石鹸ケースも存在します。




〈代用品〉
右が代用品で左は前回紹介したCUPONT製の物です。
ハンドル、ブラシの形状とも1940年代の一般的特徴に近い形状です。
ハンドルの色も赤、青、橙とあり選べます。



この代用品はとある場所で手に入ります。
何処で手に入るか此処では残念ながらお教えできません。
直接BCoに参加して聞いてください。 http://www.facebook.com/Bco.HQ


  
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Posted by Msg.Nakanishi at 13:43Comments(0)歯磨き

2012年05月28日

歯ブラシ





今回は歯ブラシの紹介です。

歯ブラシは支給品で有りましたが、当然自費購入品の使用もありました。
官給品がどのくらいの頻度で交換されていたかは分かりませんが、PXで購入していた事を考えるとそう頻繁に交換が成されていなかったようです。

歯ブラシの種類はメーカーも多く把握できません。
紹介の歯ブラシも一部に過ぎず、当時の代表的なものとも限りません。

当時の広告では「Dr.West's」の物をよく見かけますが、一般に広く使われたとも限りません。

〈1940年広告〉



〈1943年広告〉




以下比較的よく見られたメーカーの物をご紹介します。

〈Dr.West's〉
先に紹介した広告のメーカーの物です。
紙箱に入って販売されていた物です。










〈Pro-phy-lac-tic〉
この歯ブラシは銃手入具を購入した時に、手入具袋の中に一緒に入っていたものです。
当時野戦では銃に付いた泥や埃を、使い古しの歯ブラシやシェービングブラシ等を使い手入れしていました。










〈CUPONT〉
このメーカーの物もよく広告に見られました。
ブラシ部分がセロハンで包まれています。
セルロイドの色つきハンドルは、当時よく見られる物です。










〈ECLIPSE〉
最後に紹介するこの歯ブラシは大阪のMASHで現在でも手に入りますが、あまり聞かないメーカーです。
ハンドルの色は右が白で左が赤になります。
ブラシの形状もそれぞれ違うのが確認出来ますでしょうか?
友人はこの歯ブラシを実際に使用したのですが、製造から何十年と経っているためブラシが抜けて使い物に成らなかったそうです。










以上、自分のコレクションからの紹介でしたが、各社ともブラシ、ハンドルの形状、色などは何種類もバリエーションがあるので、紹介の物だけではないことに注意してください。

次回は歯ブラシケースとリエナクトで使える代用品の紹介です。  
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Posted by Msg.Nakanishi at 13:22Comments(0)歯磨き