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Posted by ミリタリーブログ at

2012年10月09日

シェービングクリーム




今回の紹介はシェービングクリームです。
画像の物は当時の銘柄の一部で、他にも多くの種類、メーカーが有りました。
下に紹介している物はチューブ式のクリームで、当時の兵士達は掌でブラシを使用し泡立てる事が多かった様です。



























この四角い小箱の物はシェービングカップに入れて使用する物です。
国内では兵舎で使用されましたが、遠征地では兵は使用困難であり主に荷物に余裕のある将校が使用していた様です。


  
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Posted by Msg.Nakanishi at 23:18Comments(0)髭そり

2012年08月22日

シェービングブラシ




HGG、パシフロとイベント参加等で前回の記事から間が空いてしまいました、今回紹介するのはシェービングブラシです。

床屋等でシェービングクリームを泡立てるのにお馴染みですが、当時は一般家庭でも当たり前に使用されていた物です。
官給品としては戦前は木製グリップの物が支給されていましたが、開戦後は他の日用品と同じくプラスチック素材の物が支給されました。
初めの画像の左側2つが官給品、右の物がPXで販売されていた民生品です。
日用品等の消耗品にはQMマークは無く、民生品と官給品の判別は困難な事が多くあります。
このブラシも元箱が無ければ判別は出来ません。
同じ形状の物でもメーカーが違う事があり、仕様書による生産であった事が伺えます。



民生品の箱に同封された説明書。




説明書裏側。

前回の記事から私物のシェービングブラシを新に入手しましたので、また追記すると思います。

シェービングブラシは本来の泡立て以外にも、銃手入れにも用いられたのですが、官給品の目的外使用は規則によはら禁じられた行為ですので、後方地域では止めておきましょう。





下の画像は民生品のシェービングブラシケースです。
因みに同じ物がドイツでも使用されています。




蓋の真ん中にコルゲートの社名があります。
このケースには官給品のシェービングブラシは大きくて入りません。




底の刻印。




シェービングブラシ以外にこれまで紹介したシェーバーや歯ブラシも新に入手していますので、機会をみて紹介していこうと思います。  
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Posted by Msg.Nakanishi at 16:42Comments(0)髭そり

2012年06月10日

シェービングキット Vol.2




前回から続きシェーバーの紹介です。

〈Gillette〉
紹介するこのシェーバーは軍用か民製品か不明です。
戦前から1941年までの支給品は、この様な金属ケースに布を張り付けたタイプの物でしたが、民製品転用でしたので判別が付きません。



シェーバーはオール金属で作られています。
残念ながらこのコレクションもブレードは欠品で、代わりにDOTブレードを入れています。




〈CLIX〉
このシェーバーはブレードが別売りとなっているPX品です。
PXでは民製品を販売されていますので、当時の銘柄であればコレクション対象になってしまいます。
ただしPX向けとして包装された物を納入することが多いため、明らかに民製品とは違う物もありますが、内容は軍・民大差ありませんでした。












内容は1943年以降のシェーバーと同じ物です。
このシェーバーのみの物も官給品で支給されている事もあります。
その場合は5枚ブレードを共に支給しており、ケースはありませんでした。




〈各社ブレード〉
ブレードも各社で種類がありました。
通常ケースに同封された自社の物が5枚入っており、使い切ると各人PXで替刃を購入していました。
官給品の替刃は歯磨き剤で説明した通り、なかなか直ぐには交換されません。
しかし、遠征先ではPXなどなかなか無いので、しっかり支給・交換されていた様です。




最後にブラス製シェーバーについて。
このシェーバーは10数年前にイギリスで大量にデッドストックで発見され、日本でも某ショップが輸入販売していましたが、これはアメリカ軍の物では無い可能性があります。
自分の推察としてはイギリス軍の物ではないかなと思っています。
(※画像は後程掲載予定)  
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Posted by Msg.Nakanishi at 16:55Comments(0)髭そり

2012年06月09日

シェービングキット




今回はシェーバーの紹介です。
上の画像はイメージで撮影してみました。
これまで紹介してきた日用品は規定によりハバーザックに入れるように入れ方を含め指示されていますが、実際の戦場ではバラックバック若しくはダッフルバック等に入れ、後方に置いていかれました。
髭を剃ったり身繕いをするのは後方の天幕地域で行う事が殆どです。

〈各種シェーバー〉
ここに紹介している物は官給品とPX品です。
様々なメーカーが納入しており、年代によって材質が変わったりとこれが全てではありません。




〈GEM〉
この銘柄の物も数年前に大量にデッドストックが発見され、現在でも比較的手に入りやすいです。












ブレードと一緒にプラスチックケースに入っています。
軍からの使用要求に基づき各社同じような形態になっています。



同封されている取り扱い説明書。
各社民製品をそのまま転用し納入しているようです。







〈STAR〉
先に紹介した物と色違いの箱に思えますが、こちらは1センチほど薄くなっています。
このデザインの物は1942年納入の物と思われます。












このシェーバーはブレードを挟む部分がジンクで作られている以外はプラスチック製です。
(接続部のネジは金属)
残念ながらこのコレクションにはブレードが入っていませんでした。



STARの通り柄の下に星のモールドがありました。




〈SIMPLEX〉
1943年納入以降はこの様にストックナンバーや名称が印字された紙箱になります。



残念な事に、購入時にケースを熱湯消毒をしようとして変形させてしまいました。



どのメーカーでもケースとセットになっているブレードは5枚入りです。
軍からの使用要求通りです。
このシェーバーは先のSTARと同じ作りです。



ブレード部に挟んでいる紙タグに「ミリタリーブレード」と書いてあるのが軍用らしくて面白いです。




次回に続きます。  
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Posted by Msg.Nakanishi at 23:27Comments(0)髭そり