2014年02月01日

HGG

今回は来週末に行われるリエナクトイベントの参考に、第100大隊の概要を載せておきます。

イベントの詳細は下記URLを参照願います。
http://park.geocities.jp/gotenbasvgnet/HGG5.html


この項では、同じ日系部隊でも442連隊と100大隊が、別の性格を持っていた事を理解して頂ければと思います。



<部隊史概要>
1940年10月29日:
第1回選抜徴兵(Selective Service Act)開始。ハワイにおいて1543名の日系人が徴兵され、ハワイ州兵として第298及び第299歩兵連隊等へに配属され軍務に就く。

1941年12月7日:
真珠湾攻撃 。
所属する日系人を含む298ならびに299歩兵連隊は日本軍の上陸を警戒する任を帯び、海岸線防衛等に数日間あたる。

防衛警備に当たっている最中、ハワイにおいて軍務に就いている日系人全てが、スコフィールドに集められ、半ば隔離された状態になる。
以降、武器を回収され雑務をして過ごす。

1942年6月5日:
298ならびに299連隊の1432名の日系兵士によるハワイ臨時歩兵大隊 (Hawaiian Provisional Infantry Battalion)が編成され、マウイ号にてアメリカ本土へ移動。
この異動は極秘のうちに行われるたため、家族すら知らず見送りも無かった。
また兵士たちは「マウイ号」乗船時にハワイの伝統であるレイを貰えなかった事
もあり、彼らの不安をあおった。

1942年6月12日:
マウイ号は オークランド へと入港し、ハワイ臨時歩兵大隊は第100歩兵 大隊(独立)となる。
その後行き先も知らされぬまま3本の列車に別れて内陸部へ移動。

1942年6月16日:
第100歩兵大隊は ウィスコンシン州 キャンプ・マッコイに到着、編成と 訓練を開始する。

1943年1月6日:
マッコイでの訓練を終えた第100歩兵大隊はミシシッピー州のキャン プ・シェルビーへと移動し訓練を継続する。

1943年4月初頭:
第85師団に配属され、ルイジアナでの2ヶ月に渡る演習に参加。

1943年7月20日:
大隊旗受領。
部隊モットー「Remember Pearl Harbor」を制定される。

1943年8月11日:
第100歩兵大隊に海外出征の命令が下る。
キャンプ・シェルビーを出発。キャンプ・キルモアを経て、20日にブ ルックリンにて「ジェームス・パーカー号」に乗船。

1943年9月2日:
北アフリカ のオランに到着。
北アフリカでは鉄道警備にあたる予定だったが、大隊長ファーレント・ターナー中佐の抗議により実施していない。また一部、遺体処理の作業に当たったと言う証言がある。

1943年9月19日:
第34師団第133歩兵連隊の第2大隊として配属が決まる。
オランから「フレデ リック・ファンストン号」に乗船。

1943年9月22日:
イタリア戦線 サレルノに上陸。

1943年9月28日 - 30日:
サン・アンジェロ〜 モンテマラーノ の街道において初の戦闘 KIA:3
この日 Sgt.Shigeo Joe Takata が初の戦死者となる。

1943年10月10日:
師団長の命令により、ヘルメット前面に師団章(RedBull)をペイント。
師団の一員(ひいてはアメリカ軍兵士として)に認められた証であるこの措置は兵士達を喜ばせた。

1943年10月18日 - 24日:
ヴォルトルノ川渡河、サンタンジェロ攻撃 KIA:23

1943年10月22日:
副大隊長ジェームス・ラベル少佐負傷。

1943年10月29日:
大隊長ファーレント・ターナー中佐は療養を命ぜられ、ジェームス・ ギレスピー中佐に交代。

1943年10月30日 - 11月4日:
ヴォルトルノ川渡河(第3回)に参加。KIA:21

1943年11月5日 - 12日:
590高地、600高地、610高地の戦闘 KIA:33

1943年11月28日 - 12月15日:
ルート掃討戦 1017高地、920高地、841高地の戦闘 KIA:39

1943年12月5日:
大隊長はキャスパー・クロー少佐に交代。


(以下イベント想定時期)
1944年1月5日 :
第100歩兵大隊と第3大隊は第36師団砲兵を加えてタスクフォースBを 編成し、第1特殊任務部隊のフレデリック大佐指揮により翌日よりマジョ高地群の掃討に向 けた行動を開始する。

1944年1月7日 - 13日:
マジョ高地群 1190高地、1270高地、692高地の戦闘 KIA:13
これらの高地を巡る戦闘は犠牲も出したが、第100歩兵大隊に戦闘部隊としての経験と自信 を植え付ける。以後の第100歩兵大隊は戦闘時にも混乱を起こす事なく戦った。


<服装、装備について>
・服装
基本的にはウールシャツ、ウールトラウザースにキャンバスレギンス、ODフィールドジャケットですが、この時期はウィンターコンバットジャケットとトラウザースを着用している者が多く見受けられます。

34師団章をジャケットにほとんどの者が着けているのが確認できますが、階級章は着けていない事が多いです。

ヘルメットには師団章を手書きでペイントしており、一部の者が網目の大きいヘルメットネットを使用しています。

・装備
銃剣はウェブベルトに提げず、背嚢に装備されています。
ウェブベルトには水筒、救急品袋を装備しますが、教範に示された位置に着けて居ません。
これらは統制され、34師団独自の位置に装備されていました。(下画像参照)


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Posted by Msg.Nakanishi at 21:27│Comments(0)リエナクト
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