2012年12月18日
ビクトリーショー展示
12月15日、16日の2日間に渡り開催されましたビクトリーショーでの我々BCo/100Bn展示は無事終了いたしました。
まだまだ至らぬ点などあり、ご来訪頂いた方々からも多くを学ばせて頂きました。
この場を借りてお礼申し上げます。
今回の展示に関して、ご意見やご要望、ご感想またはご指摘がございましたら、遠慮無くお伝え下さい。
また次回機会が有るときに反映したいと思います。
今回の展示内容は
・基本装備のオリジナルとリプロ・代用品との比較展示。
・各配属された師団の主要時期における装備展示。
・携帯糧食、携帯ストーブ、糧食運搬缶など分隊における食の展示。
・トランプ、サイコロを用いた兵士の娯楽。
・60mm迫撃砲の展示。
・日系部隊の参考資料、文献の紹介展示。
・画像による100大隊の歴史と我々の活動の歴史紹介。
と、盛りだくさんな内容で展示を行いました。
会場では来場された方々の反応が今一つ分からず、成功したかは分かりませんが、また機会が 有れば是非やりたいと思っています。
展示にあたり協力してくれたsilverさん、ABーCon、クライネ、また多忙な仕事の合間に会場手 配から準備・調整に当たってくれた先任にも御礼いたします。
この展示をするにあたり、100大隊ベテランの方々にも大変お世話になり、また理解を頂いて おります。
今回の展示を通じ、日系兵の延いては100大隊に興味を持って頂ければ幸いに思います。
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Posted by Msg.Nakanishi at
01:08
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2012年12月12日
BCo/100Bn リビングヒストリー展示
先般もアナウンス致しましたが、週末12月15,16日に東京は浜松町の都立産業貿易センター浜松町館で開催されます、国内最大のミリタリーイベント「第67回ヴィクトリーショー」に、我々Bco/100Bnは 展示ブースを出展いたします。 イベント主催のサムズミリタリ屋様との調整により、拡大スペースをいただきました。
場所は会場4階の入り口入ってすぐ右です。
詳細は下記↓でご確認下さい。
http://www.sams-militariya.com/l.html
主要な展示内容は下記の通りです。
・アメリカ陸軍歩兵の装備を、実際に当時行われていたインスペクション=装備点検の形で展示。
・第100歩兵大隊の各主要戦線における装備、被服展示。
・「写真で送る、第100歩兵大隊の歴史」ムービー上映。
(製作”先任” 協力 100th Veterans CLUB)
・写真で見る、リエナクトメント・グループ”Bco/100bn in Japan” の歴史。
(我々はハワイの100大隊ベテランズClubより「Bco/100Bn」と名乗る事を許されました!)
・実物迫撃砲展示 などなど。
我々Bco/100Bnの創隊10周年を記念しての展示とし、リエナクトメントに対する興味を持って いただくのと同時に、第100歩兵大隊についての理解をいただく事を目的としております 。
日系部隊はもちろん、WW2アメリカ軍や、他国軍隊のお話などもしたいと思っていますの で、是非みなさまお立ち寄り下さい。 質問、疑問なども慶んで受け付けます。 また、展示の中に疑問や間違いを見つけたなら、遠慮なく指摘して下さい。 そうする事で、さらなる勉強に繋がる事を我々は望んでいます。
私はもちろん、グループ随一の研究者である先任と2日間、ブースにて皆様の御来訪をお待ち しております!
Posted by Msg.Nakanishi at
01:37
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2012年12月06日
ミラー
今回紹介の物品は兵士個人に支給された手鏡です。
補給品としての名称は「ミラー トレンチ グラス」と言い、ストックナンバーも付与されています。
例に漏れず多くのメーカーが様々なタイプの物を納入していました。
画像下になっているケース付きタイプは私物品になり、上にある3枚が官給品になります。
赤いプラスチックフレームタイプの物で、中央2つは金属板を研磨した軽易な物になります。
ケース付きタイプはWW1から変わらない古い物になり、右の物はスタンドが付いています。
この金属板を研磨した軽易な物は、写りこそ良くは有りませんが金属故に丈夫(割れない)ため野戦に向いており、WW1から使われていました。
また、世界各国の軍でも同様の物が生産されています。
この赤いプラスチックフレームの物には大きさと色のバリエーションが有る事を確認しています。
色についてはカーキ色(OD)があり、映画「Saving Private Ryan」で確認する事が出来ます。
このミラーは金属板では無く鏡ですので、衝撃を与えると当然割れます。
前述の映画SPRでは実物を使っていますので、銃剣に引っ付けたまま投げ捨てるシーンでは勿体ない事に、確実に割れている事でしょう…。
以上、手鏡について紹介しましたが、考察中にひとつ発見がありました。
それはこの手鏡が、平時では支給されていない可能性があったと言う事です。
この手鏡が支給されるのは、海外遠征する兵士に支給された物だったようです。
まず兵士個人に支給される品目表にミラーの記載が無いことが、本来の支給品目でなかったと言う事を示しています。
しかし、補給管理品目および補給管理ナンバーがある事から、官給品目として存在しており兵士に使用されている事実も有ります。
平時であれば普段の洗面は兵舎の洗面所で行うため、個人に手鏡を支給する必要性も有りませんが、海外遠征(戦地)であれば鏡が有る場所に必ず野営出来ないため、支給された物ではないでしょうか。
補給品としての名称は「ミラー トレンチ グラス」と言い、ストックナンバーも付与されています。
例に漏れず多くのメーカーが様々なタイプの物を納入していました。
画像下になっているケース付きタイプは私物品になり、上にある3枚が官給品になります。
赤いプラスチックフレームタイプの物で、中央2つは金属板を研磨した軽易な物になります。
ケース付きタイプはWW1から変わらない古い物になり、右の物はスタンドが付いています。
この金属板を研磨した軽易な物は、写りこそ良くは有りませんが金属故に丈夫(割れない)ため野戦に向いており、WW1から使われていました。
また、世界各国の軍でも同様の物が生産されています。
この赤いプラスチックフレームの物には大きさと色のバリエーションが有る事を確認しています。
色についてはカーキ色(OD)があり、映画「Saving Private Ryan」で確認する事が出来ます。
このミラーは金属板では無く鏡ですので、衝撃を与えると当然割れます。
前述の映画SPRでは実物を使っていますので、銃剣に引っ付けたまま投げ捨てるシーンでは勿体ない事に、確実に割れている事でしょう…。
以上、手鏡について紹介しましたが、考察中にひとつ発見がありました。
それはこの手鏡が、平時では支給されていない可能性があったと言う事です。
この手鏡が支給されるのは、海外遠征する兵士に支給された物だったようです。
まず兵士個人に支給される品目表にミラーの記載が無いことが、本来の支給品目でなかったと言う事を示しています。
しかし、補給管理品目および補給管理ナンバーがある事から、官給品目として存在しており兵士に使用されている事実も有ります。
平時であれば普段の洗面は兵舎の洗面所で行うため、個人に手鏡を支給する必要性も有りませんが、海外遠征(戦地)であれば鏡が有る場所に必ず野営出来ないため、支給された物ではないでしょうか。