2012年08月22日
シェービングブラシ
HGG、パシフロとイベント参加等で前回の記事から間が空いてしまいました、今回紹介するのはシェービングブラシです。
床屋等でシェービングクリームを泡立てるのにお馴染みですが、当時は一般家庭でも当たり前に使用されていた物です。
官給品としては戦前は木製グリップの物が支給されていましたが、開戦後は他の日用品と同じくプラスチック素材の物が支給されました。
初めの画像の左側2つが官給品、右の物がPXで販売されていた民生品です。
日用品等の消耗品にはQMマークは無く、民生品と官給品の判別は困難な事が多くあります。
このブラシも元箱が無ければ判別は出来ません。
同じ形状の物でもメーカーが違う事があり、仕様書による生産であった事が伺えます。
民生品の箱に同封された説明書。
説明書裏側。
前回の記事から私物のシェービングブラシを新に入手しましたので、また追記すると思います。
シェービングブラシは本来の泡立て以外にも、銃手入れにも用いられたのですが、官給品の目的外使用は規則によはら禁じられた行為ですので、後方地域では止めておきましょう。
下の画像は民生品のシェービングブラシケースです。
因みに同じ物がドイツでも使用されています。
蓋の真ん中にコルゲートの社名があります。
このケースには官給品のシェービングブラシは大きくて入りません。
底の刻印。
シェービングブラシ以外にこれまで紹介したシェーバーや歯ブラシも新に入手していますので、機会をみて紹介していこうと思います。